少女ニアイコール少女

日常のはずみに乗って
光年先のSFになって
ミラーボールで目を閉じて
目蓋の線を赤く塗る

幸せは機知であり
恐怖は無知であり
優しさが全てであって
慈しんで欲しかった

情緒の虚像に乗って
目くるめく情感に落ちて
浮かんだ海に声かけて
飛び出たアニマを撫でてみる

神経は無地であり
精神は不実であり
あの人が全てであって
孤立が僕の脳だった

スーパーカーは呪われて
数式のように傷ついて
文脈無視してデートして
少女に言葉が分からない

も どる