もがく声

握り締めた人形は簡単に砕けて
大切だったとごまかし瞑る
そして何より平穏ばかり
なんだか寒気に溺れる想い

月の光までついには信用できずに閉じて
どうやら死んでしまったみたい
体の重さに驚きながら
自己解決という手段をもってしてもうまくできなかった過去を恥じる

物語は
それでも続くものだから
物事は
どこまでも鋭くなりうるから

希望という一言では済ますことができないほどの
膨大な量の感情の結末

も どる