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線路上の彼
自転車の僕
曲がったホイールが
黙り込んでいる
気づくのは友人
僕は乗りそこね
彼だと誰かが言う
僕の中の分解
足が亡かろうと
言葉さえかければ
瞑ることなど夢と
欠如した判断力
亦も横たわる彼よ
僕はなんと言おう
物言わぬ電車に
僕はなんと言おう
も どる